駆け込み事件の着地点予想
瀋陽事件で大陸政府は反論に 在日中国大使館事件の例を挙げた。結局、警察官が外交施設に立ち入ることは、日中のような友好国の間ではこれまで全くなかったことではないのだろう。あらためてウィーン条約の条文を見てみた(中国語・英語などが正文とあるので、日本語訳を見たということをお断りしておく)。
どう決着が付くのか予想してみよう。報道で伝えられることはともかく、外交交渉で、口頭で言った言わないということは決着がつけられないことは両者とも承知だろう。外交上の争点は北朝鮮籍と見られる亡命希望者の扱いである。
結論からいうと、中国は5人の送還をあきらめ、日本は北朝鮮との交渉の難化を嫌って事情聴取後に中国側に引き渡すというストーリーである。最終的に5人は第三国などを経由して韓国への亡命が実質的に可能となると予想している。
狂牛病の牛、国内で四頭めが見つかった。同時に、あさり水煮缶の表示違反を全農が故意でおこなっていたことが明らかになった。国産の畜産物・農協に対する信頼が大きく揺らいでいる。