[日誌]研修・実習
ここのところ,裏表から研修に関わっている。表というのは指導する立場としてのかかわり,裏というのは研修を受ける側としてのかかわり。
指導の立場のほうは,いろいろと守秘義務があったり現在進行形の話であるのでちょっと書きづらい。とはいえ,そこで出会った人たちは,企業も研修生も前向きに明るく取り組んでいただいており,この厳しい経済環境の中,うれしい限りである。
研修を受ける立場としては,診断士の更新研修のこと。1年に一回をめどに,診断士資格の維持のために政策や理論の研修を受けなければならないのだが,今年度は論文審査を受けることにし,昨晩,課題を提出した。つい先日訪問した診断先企業の前向きの取り組み事例が問われていた事柄にぴったりだったので,ちょっとだけ触れてみた。
昨日はそれに加えて指導している専門学校生の卒業制作発表会を見学。バレンタインのチョコレートとか,クラスの写真とか,思わぬプレゼントをたくさんもらい,ひとりひとりと写真も撮って,娘ぐらいの年齢の学生たちとつかの間の時間を楽しむ。
2008年度は,経済は厳しい状況になり,社会もなんとなく緊張した雰囲気が強まってきたように思う。そんななかで,関わっている先の人たちは,明るかったり,前向きだったり,こちらもうれしくなるようなことが多かった。
学校での学び,研修での学びが,そうやすやすと実社会で通用するわけではない。だが,そういう機会に,授業だから,研修だからとなめてかかったりせず,誠実にとりくむことが,確実な成長につながる。指導する側としてあらためてそう思わせられる2009年2月上旬の一連の出来事を経験できたことに感謝したい。