モクモクファームのつまづき

六次産業化の代表事例,モクモクファームさんが,国税庁から所得隠しの指摘を受けて,修正申告に応じたという報道がありました。

この報道記事第一段落の「関連の赤字会社に利益を付け替えるなどして所得を圧縮した『という』。」という表現から,国税庁の指摘は赤字会社に利益を付け替えるなどしていたという見解のようです。その具体的手段として,仕入れた品物を関連会社に原価で販売していたなどと出ています。

モクモクさん側は記者会見を開いたようで,修正申告に応じたが,見解の相違としています。一方,会見に同席した税理士さんの説明というのがよくわからない表現ですが,ファームや関連会社からまわってくる帳簿が信用できなかった,利益率を決めて申告をした,ととうことなのですが,別途提出用に数字をつくっていたということなのでしょうか...???。

事業規模が拡大していくと,経営者の目の行き届かない点が会計面のみならず,生産管理や販売管理,顧客への対応など様々なところで出始めることがありますが,そういった内部統制(企業統治・ガバナンス)の問題なのか,外部の専門家の問題なのか,その組み合わせの問題なのか。

大抵の事業者さんが,こうした経験を経て体制をしっかりされてまた更に伸びて行かれます。六次産業化に関わるものとして,ファームさんの今後を見守っていきたいです。