[日記]使ってもらって,横で見ていた

授業風景をサイトに掲載しているよと紹介したら学生が興味を持ってくれたため,先日授業の中でこのサイトを紹介して開いてもらってみた。検索サイトで「魚野」を探してみたら上位で出てくるよとアドバイスし,あとは横目で学生のする事を見ていたが,実際,Yahooで2番目のサイトとしてここが出てきた事に学生たちはちょっとびっくりした様子。

ところが探し始めてから1分もしないうちにトップページにはたどりついてくれるものの,ブログのページへの誘導は「日記」のところをクリックしてみてと言わないと,うまく探せない。当オンライン事務所のトップページは,何の情報がサイト内のどこに掲載されているか,まだまだわかりにくいようです。直感的なデザインになっていない事がネックになっていますね。ま,この点は以前からの課題と認識していますが,つくりこみはあいかわらずさぼっています。この冬休みの課題かな?

こういう,まったく初めて接する人がどう反応するかを観察し,つくりこみにフィードバックする取組み,有用性は知っていましたが,今回やってみてどうしても学生の個性の違いを見ていることのほうが面白く,そちらばかりに意識がいっていました。一心に他のコンテンツを見始めたり,必要最低限のところを見てさっさと次の作業に移ったり。こういう反応をする学生にどう接したら次の目標に進んでくれるか,アイディアをひねり出す出発点になります。

ま,それはともかく。Apple社を初めとして,デザイン,ユーザーインターフェースにこだわる会社は,自社の製品・サービスをまったくの素人などに使ってもらって,どんなところで迷うか,どんな間違いをするかを観察し,これを開発にフィードバックします。こういう地道な取組が,直感的な使いやすいUIに昇華されていくのですね。