ふたつの森林管理認証制度
森林管理認証制度 FSC と PEFC
森林認証制度とは,資源算出の場森林が,適切に管理されていることを第三者が認証し,その価値を認めて最終消費者が支払う対価の一部を森林管理に還元することで,適切な森林管理を持続可能なものにしようとする制度だ。
代表的な森林認証制度として日本では 「FSC」と「PEFC」が知られている。いずれも,基準に則って林業が行われていることを認証する森林管理認証FMと,森林管理認証を受けた森林資源やリサイクル材を一定以上使用するなど加工・流通管理の基準を満たしていることを認証する生産物認証CoCがある。
- FSC Forest Stewardship Council; 国際団体の森林管理協議会が定めた世界統一の認証基準に基づき,第三者認証される。日本でのFCS認証基準は文書としてFSC Japan(FSC国際事務局)のサイトで公開されている。
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PEFC Program for the Endorsement of Forest Certification Schemes ;各国の認証基準に基づき,第三者認証される。日本でのPEFC認証規格は文書として一般社団法人緑の循環認証会議・日本PEFC認証管理団体で公開されている。
なお,両規格の認証審査サービスを行っているアミタ株式会社が,2016年時点でのFSCとPEFCの認証取得者数が比較できる表を同社サイトに掲載している。