[日記]政権交代が近くなると
いろいろと今までと違った流れがあらかじめ始まるようで。外務省の機密文書の存在が認められたり,公務員が浮き足立ったり。野党の政治家のあら探しが国家権力の名の下でおこなわれるあたり,日本もアメリカも,中国やロシアなどといった強権型の政権と変わらないのも興味深いことです。
都議会議員選挙は大方の予想通りの結果となりました。もともと支持するものではありませんが,麻生さんも約1年前に解散しておけばこれほど追い詰められはしなかったろうにと,結果論ではありますが少し同情します。
とはいえ,久しぶりに国政でも政権交代が実現するのかと感慨深いものがあります。前回,日本新党や社会党の政権が実現しそうになった頃は,NHKでも政権交代に関連するBBCのドラマが放映されたりしています。
たとえどんな政党,政治家が担当するにせよ,権力というものは間違いも起こすし,腐敗も起きるわけで。どんなに自負や能力があったとしても,世の中のリーダーたちは,時々は下野したり,思い切って後身に任せるという選択肢もあるのだということを覚悟してほしいものです。日本では幸い,権力を手放したとしても命までとられるということはないわけですし。