[日記]論文原稿ブラッシュアップ
ここのところ数日,博士論文の校正中。但し,自分のものではなく,知人の留学生のもので,日本語のニュアンスや,文法のチェックが中心。とはいえ,論旨展開だとか,図表のわかりやすさとか,結局は見出すといろいろとチェックしたくなるもの。実際に会ったときに日本語や中国語でディスカッションしながら筆者の意図を聞き出したり,元データがあるかや,原資料の中国語のニュアンスなどを確認しながら原稿をブラッシュアップしていく。
ちょっとしたことで,文章が見違えるようにわかりやすくなる。段落単位での論旨展開を一直線になるように配置しなおしたり,並記すべき項目は明示的に並記したり。
こういった論文系文章の推敲にあたって参考になるのが「理科系の作文技術」と,アウトラインという考え方だ。最近はマインドマップや特性要因図など,図の要素を取り入れたアイディア推敲技法もあるが,パソコンとの親和性を考えると,やはりアウトラインプロセッシングに軍配が上がる。